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ニゾラールに含まれる成分ケトコナゾールの効果とは?

2020年03月17日
女性の脚と花

ニゾラールは最も罹患する確率の高い足をはじめ、体部や頭皮などあらゆる水虫に効き目のある抗真菌成分の含有商品です。同じ成分の含有商品としてクリームタイプと液剤、スプレー剤の3種類が用意されています。製剤されている形状・タイプによって、適する部位が異なり使い分けることで効果的な治療が可能です。

ニゾラールは抗真菌薬であるため、主に皮膚真菌症の治療に用いられます。有効成分となるのは、ケトコナゾールと呼ばれるイミダゾール系の抗真菌成分です。皮膚真菌症の多くの罹患例は白癬菌が原因となっていますが、ケトコナゾールは強い抗真菌活性に加えて効果範囲となる菌種が多いため、白癬菌と同じ真菌の仲間であるカンジダ菌や癜風菌にも効果がある点が特徴として挙げられます。カンジダ症は疲労や体調不良時などで身体の抵抗力が低下している時、癜風は水虫と同様に高温多湿の環境下で発症しやすいとされる皮膚病です。

またニゾラールの特徴として、同じく真菌が引き起こす脂漏性皮膚炎に効くことも挙げられます。脂漏性皮膚炎は真菌に感染することで発症する皮膚病の1つであり、顔や頭皮に炎症・湿疹を生じさせる病気です。鼻の周辺や頭皮など、皮脂の分泌が多い場所に発生しやすくニキビやアレルギー性皮膚炎と酷似しているため対処が遅れやすいとされています。水虫と同様早めの診療が肝心ですが、ポイントとしてはかゆみやフケを軽視しないことです。新陳代謝の1つと軽く見るのではなく、日頃の感覚との相違点を気にすることが早期発見へと繋がります。

水虫の場合は短くても半年は治療期間が必要ですが、脂漏性皮膚炎の場合は2週間程度できれいになおります。殺菌的に作用するため、水虫やカンジダ症は長期間の投薬が外せないもののきちんと投薬し続けることにより完治は可能です。

抗真菌薬としての特性は、刺激痛などの副作用も比較的少ないことが挙げられます。効き目も高いため、皮膚真菌症の治療に関して幅広く用いられています。3種類の形状が用意されていますが、一般的にはどんな症状にも応じやすいクリームタイプが処方されるケースが多いです。一方液剤は刺激がやや強いものの、浸透力が高く角質増殖型など硬質化した患部に効果的です。

薬の作用の主な特徴は、人と真菌の細胞の相違点を活かして選択的に薬効成分を発揮し、殺菌および抗菌作用を施す点が挙げられます。エルゴステロールを主成分とする植物性細胞膜は、真菌細胞しか持ち合わせておらず、増殖を行う上で重要な要素です。抗真菌成分であるケトコナゾールは、エルゴステロールの生合成を阻害するため、結果的に真菌の活動および増殖を抑制するという仕組みです。